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EPICモデルによっての違いについて

  • スタッフブログ
  • 2023.08.16

こんにちは、マウンテンバイクライダーの田淵です。

マウンテンバイククロスカントリ―競技に長く出場し続けている私がこれからクロスカントリーを始めてみたい方におススメモデルであるEPICについて詳しく解説させていただきたいと思います。
購入の参考になれば幸いです。

まずはこちら

S-WORKS EPIC WORLD CUP

EPICシリーズの最新モデルになります。
RockShoxと共同開発したSIDLuxe WCID (World Cup Integrated Design) ショックを用いて3段階固さ調整することが出来ます。
その恩恵で近年XCOレース前日に行われるXCC(クロスカントリーショート)という20分弱で終える短時間高強度レースに対応できるモデルとなっています。XCCはレースの着順で翌日のレーススタート順が変わるので非常に重要なレースです。(国内外問わず)。
従来のEPICよりサスペンションのストローク量が短く、よりスピードを求めるライダーに向けたバイクだと感じています。
しかし先ほど申したようにSIDLuxe WCID (World Cup Integrated Design) ショックを用いればレース状況に応じて固さを変更できるので例えばスピードを求めるレースはセッティングを一番固くし木の根やドロップオフの多いコースはセッティング一番柔らかくすればコースに対応できます。

特に日本のコースでは登りが長く下りもサスペンションを要するコースは少なく感じるので特にこのシリーズはスピードを求めるライダーにはおススメです。

商品詳細はこちらをクリックしてください
https://specialized-bikes.jp/product/s-works-epic-world-cup/

S-WORKS EPIC

国内外で多くのライダーが使用しているモデルになります。
他メーカーとの違いに関してはサスペンションにBRAIN機能が搭載されていることです。

レース中はパワーロスをどのライダーも嫌います。
パワーロスも様々で私が特に嫌うのはペダリング時のパワーロスです。
前後にサスペンションが付いていると少なからずペダリング時にパワーロスをしてしまい失速につながると判断し2013年から今年までハードテイル(リアにサスペンションの付いていないバイク)を使用してましたが、BRAIN機能はペダリング時に自動ロックアウト機能が働きます。その反面下りなど下からの衝撃を感知するとダンパーが解放され衝撃を吸収してくれます。
他のメーカーでしたら手元にロックアウトのレバーなどが搭載されていますがBRAINがあれば勝手にロックアウトしてくれるので非常に楽に走行することが可能です。
国内外での激しいコースを正確に走破したいライダーや出力は逃したくないけど安定して下りたいライダーにおすすめです。

商品の詳細はこちらをクリックしてください。
https://specialized-bikes.jp/product/s-works-epic/

EPIC EVO

EPICよりサスペンションのストローク量が前後とも多くなったモデルです。
ストローク量が多くなったため下りの安定感は増しますが重量面で少し重くなりジオメトリー的にもステムの角度を変更しないと登りが苦手なバイクのイメージです。
しかし近年世界のコースは激しさを増し国内のトップライダーもEPIC EVOを選ぶ傾向が多いです。
車体の軽さを求めるために他のパーツをカスタムするのをお勧めします。
下りに安定感を求めるライダーにおススメです。

商品の詳細はこちらをクリックしてください。
https://specialized-bikes.jp/product/epic-evo-expert/

EPIC HARDTAIL

リアにサスペンションが付いていないマウンテンバイクをハードテイルと呼びます。
私もかれこれ10年間はハードテイルを乗り続けていました。リアサスペンションが付いていないので車体が軽いです。
利点はリアのサスペンションがない為100%出力を伝えることが出来ます。欠点としては路面からの衝撃を体の動きでいなさなければならない点です。しかしハードテイルに乗り続けていたお陰で山道での体の使い方がかなり上達しました。

コスパも良いので初めての1台や体の使い方を勉強したいライダー(特に若い層)や出力を確実に伝えたい方におススメです。

商品詳細はこちらをクリックしてください。
https://specialized-bikes.jp/product/epic-hardtail-comp/

いかがでしょうか。

私も長年クロスカントリーバイクに乗り続けて時代の進化と共にバイクもより良い物になっていく事に感動しています。
もちろん良い機材に乗ればパフォーマンスは上がりますが幅広くラインナップがある点がSPECIALIZEDの魅力だと思います。
こちらの記事を参考にしていただければ幸いです。
またわからないことがあれば店頭にてご相談お待ちしております。

この記事を書いたスタッフ

田淵 昂

AKIRA TABUCHI