Future Shockサスペンションを前後に搭載した新しいDiverge STRは、路面追従性を突き詰めたバイク。Future Shockとは、バイクではなくライダーを路面の振動から切り離すテクノロジーで、バイクの操作性を高め、疲労を蓄積しにくくするため、あなたが思うよりも荒れた路面を遠くまで速く効率的に走れるのです。しかも、重量面で圧倒的なアドバンテージを持つうえ、ペダリングのレスポンスや効率性を悪化させないシステムです。

S-Works Diverge STRはFACT 11rカーボンのフレームセットに、前後のFuture Shockサスペンションを搭載しています。

■ダンピングを調節できるFuture Shockは、フロント20mm、リア30mmのトラベルを備え、路面振動を吸収してライダーに衝撃を与えません。荒れた路面での操作性や走破性に優れていると同時に、ペダリングパワーを逃さず伝えます。パワー伝達の面で見ればリジッドフレームであると言えるため、ペダルを踏み込んだ瞬間、前へ飛び出すような加速に驚くはず。軽快さや優れた反応性を備え、路面状況を的確に把握しながら体力を効率的に配分して快適に走れるようにするシステムです。

■新型Divergeは、華麗な直線と完璧な曲線で形作られています。リアFuture Shockの30mmトラベルは、理想的な曲線を描きながら路面の振動を吸収。油圧ダンピングがペダリング中の無駄な沈み込みを防ぎ、不意に大きな衝撃を受けてもサドルからライダーを浮き上がらせません。しかも、フィットやペダリング効率も一切損なわれていないのです。

■数十年に及ぶイノベーションと「スムーズさ＝速さ」という哲学から生まれたFuture Shockは、石畳のクラシックレースで勝てるバイクを作るために開発されたテクノロジー。そして、その効果を存分に発揮できるフィールドを見つけました。それがグラベルです。ダンピングを調節できる20mmトラベルのフロントFuture Shock3.3は、狙ったラインを外さず、それでいて振動を手のひらや上半身に伝えません。

■走破性が高まると自信につながり、自信が高まるとたくさんライドし、ライドの回数が増えると楽しみも増えるもの。そのすべての始まりは、タイヤと路面との接地面です。タイヤクリアランスが大きいほど太いタイヤを履かせて走破性を高められるわけですから、Diverge STRを700cのホイールでは47mm幅まで、650bでは2.1インチ幅までのタイヤに対応させました。スペシャライズド史上もっとも走破性の高いグラベルバイクとなっており、その楽しさまでも計算済みなのです。

■S-Works Diverge STRのFact 11rカーボンフレームは、他のスペシャライズドのドロップバー搭載バイクのどれよりもコンプライアンスが高く、それでいてS-Works Divergeよりわずか100ｇ重いだけ。たったこれだけの重量増で、走破性がここまで高まったフレームは今までに存在したでしょうか？　山奥まで坂を上り、グラベルレースに参加し、バッグを取り付けてバイクパッキングの旅に出るなど、Diverge STRならそれらすべてをより速くスムーズにやってのけます。