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SPECIALIZED S-WORKS MIRRORサドル「ROMIN EVO」「POWER」どっちを選ぶ?

スペシャライズドが誇る次世代サドル技術「Mirrorテクノロジー」。
3Dプリントで構成された独自のハニカム構造が特徴で、従来のフォームとは一線を画す快適性を提供してくれます。

今回は、そんなMirrorサドルの中でも人気の高い2モデル
「S-Works Romin EVO Mirror」と「S-Works Power Mirror」
の違いと、実際に乗ってみた感想を中心にご紹介します。
そもそも「Mirror」って何?
Mirrorテクノロジーは、液体ポリマーを使って3Dプリントでサドルのクッション部分を作成。これにより、骨盤の形やペダリング時の荷重に対して、極めて精密に圧力を分散させることが可能になります。従来のサドルよりも格段に快適で、長時間ライドでもお尻のダメージが軽減されます。

それぞれの特徴と使用感
◆ S-Works Power Mirror
コンパクトなショートノーズが特徴のPower。前傾ポジションに強く、骨盤を立てた状態でも安定感が高いのが魅力。短距離・高強度のライドにも適しており、ヒルクライムやTTバイクとの相性も◎。
▶ 実走レビュー
初めて座った瞬間に「柔らかいのに沈みすぎない」不思議な感覚。サドルの中央に座っていても、左右にブレず、ペダリング効率がとても高いです。
特に前乗りが多い方やヒルクライマーの方にお勧めです。
◆ S-Works Romin EVO Mirror
従来のレーサー向けサドルの王道「Romin EVO」のMirrorサドルです。ノーズが長く、ポジションの自由度がとても高いです。後ろに引いた姿勢でも前に移動しても、Mirrorの構造が自然にフィットします。
▶ 実走レビュー
ロングライドでの快適性が特に際立ちます。体を左右に振るようなダンシングでも安定感があり、違和感はほとんどありません。上りの途中で前にズラすポジションチェンジにもスムーズに対応してくれるので、ロードバイクで長距離を走るライダーにはベストな選択肢だと感じました。
どっちを選ぶべき?
• 短距離のサイクリング・前傾重視の人 → 【Power Mirror】
• ロングライド派、またはポジション変化が多い人 → 【Romin EVO Mirror】
どちらも価格は5.5万円と高級サドルですが、それに見合った価値は間違いなくあります。実際、私はこのMirrorにしてから100km超えのライド後もお尻の痛みが激減しました。
スペシャライズドのS-Works Mirrorサドルは、まさに快適性とパフォーマンスの融合。PowerとRomin、どちらを選んでも「お尻の悩みからの解放」は間違いなしです。自分のライディングスタイルに合わせて、ぜひ試してみてください。