エンデューロは複数の計時されるダウンヒルと、それらを繋ぐ上りを一つのバイクでこなすタフなレース。Enduroは、カテゴリー名そのものが冠されているだけあり、まさに「名は体を表す」バイクです。見た目からは想像もつかないほど効率よく上り、思わず怯んでしまう荒れた下りでは、高い走破性と安定性のおかげで平然と突き進めます。そんなエンデューロの本質的な走りを可能にするのが、とてもタフながら高強度のカーボンフレームです。

Enduro Expertは、いつの時代も本気のスペックを搭載してきました。高いダウンヒル性能を備えていながら、驚くほど簡単に坂を上って標高を獲得でき、前後170mmトラベルのRockShoxサスペンション、パワフルなディスクブレーキ、タフなアルミホイールセットを備えています。

■驚異の走破性
EnduroがDemoと似ているのは、ダウンヒルのDNAを多く共有しているからです。アクスルパスをより後方に設計することでリアホイールの引っ掛かりを軽減し、無駄な減速を生みません。低く前方に搭載されたリアショックが路面追従性を高め、高速区間での信頼感を提供します。バランスのとれたフレーム剛性は、正確なステアリングと、あたかもレールの上を走っているようなラインどりを可能にします。これらすべての特徴を組み合わせ、急こう配のロックセクションをも笑顔で下れるバイクが完成します。■上りも下りも信じられない速さを発揮
新型Enduroでペダルを踏み込めば、ダウンヒルバイクのようでありながら、予想をはるかに上回るスピードで加速していきます。細部の完成度を徹底的に高めた結果、ペダリング効率に優れたEnduroが誕生しました。無駄に沈み込まず、さらなるスピードを引き出す１台です。■速く走るにはまず適したフィットから
速さとフィットは互いに関連しており、Enduroのプログレッシブジオメトリーが上りと下りの両方をターゲットにして設計されているのはそのためです。シートチューブとスタック高は各サイズ間で差があまりないため、身長と走り方の両方に基づいたフレームサイズを選べます。この新しいサイズ展開に、より寝かせたヘッドアングル、長めのリーチ、立ち気味のシートアングルを組み合わせ、すべてのサイズ域でクイックさと走破性を高めました。