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「TARMAC SL8」インプレッション
S-WORKS TARMAC SL8
こんにちは
スペシャライズド京都、スペシャライズド箕面、統括店長のジョージです
今回は、待望の「TARMAC SL8」試乗会に参加してきました
大阪より車で7時間半と非常に遠かったですが、SL7の発表からSL8完成までの3年を考えると一瞬です
期待を胸に、直前まで愛車S-WORKS TARMAC SL7に跨り、感覚を両脚に刻みながらの、、、試乗会へ
うれしすぎるご対面
個人的に一番気なっていたカラー
SATIN CARBON / VIAVI CYNAN BLUE / VIAVI SILVER-BLUE PEARL EDGE FADE/GLOSS METALLIC WHITE SILVER
実車を、日光の下で確認することができ感無量
絶対にカッコいいS-WORKSのカラーバリエーション
さて、ある程度の期待はありつつも、SL7の完成度が高すぎて、
SL4から歴代を乗り継いできた私にとっては、何となくこれぐらい何だろうなと勝手な想像
バイクに跨り
ビンディングペダルを嵌め
一踏み
二踏み
三、、、
とペダルをスルスルと回し始めると、明らかにダウンストロークが軽い!しかも速い!
何だか頑張らなくても、いつもの巡航スピードに
スペシャライズドさん
完全に見くびっていました
開発担当をされたすべてのエンジニアの方に感謝したいです
期待を裏切るモンスターマシン「S-WORKS TARMAC SL8」
巡航速度域で必要エアロの進化を感じ
実測車体重量6.8kgの軽さを登りで感じ
MAX1500wでもがいても、普通にまっすぐ進む安定感
まさしく歴代TARMACの乗り味を感じながら、全ての性能が昇華されています
これほどまでにシンプルなデザインでいて、官能的なロードレースバイクは今まで体感したことがなかったです
速さだけではない性能
悪路にわざと突っ込んだ時には、乗り心地の良さを感じ
SL4のじゃじゃ馬からは、雲泥の差
レーシングバイクは乗り心地を犠牲にしていた時代は、どうやら終わりを告げました
トラクションをかけ、しっかり前に進む
人間のエネルギーをロスなくスピードに変える
恐ろしいほどに普通が速いバイク
ちょっともがいてみたら、飛んでいきそうな快感
刺激が強すぎて完全にアカンやつです
競技からは遠ざかっている私でも、また何かに挑戦したいと思わせてくれるような
人生を変える1台となる予感。。。
SPECIALIZED TARMAC SL8
今度はSPECIALIZEDグレードのSL8を試乗
それほど先入観もなく、S-WORKSの剛性をFACT10R CARBONで再現したパフォーマンスモデル
実力は果たして、、、
基本的に常にもがいてしまっているヤツ、、、(笑)
それほどライドをして楽しいのがTARMACの特徴
ついつい踏んじゃうんです
でもSL4時代の、足が削られていく鰹節のような感覚はなく
スルスルっと前に進んでしまいます
ライダーファーストエンジニア採用で、各フレームサイズごとに設計をするという、気の遠くなるような作業の果てにスペシャライズドのライダーフレンドリー精神が感じられます(余談ですが、44サイズからフレームバランスが良く、ライダーの体型やポジション、コンプレックスのある方にもお勧めできるので安心してください。カッコいいですよ!)
そしてS-WORKSと全く同じ性能かというと、そこは正直に話します
踏み始め
登り
もがいた時
の反応性や加速感は、FACT12R CARBONで誕生しているS-WORKSに軍配が上がります
しかしながらその再現度は高く、予算だけではなく、乗り味や漕ぎ感で選択するのもライダーの自由だと感じました
またしても孤高の存在となってしまったTARMAC
他の追随を許さないロードレースバイク
まさしく性能だけを追求したからこそ、世界で最も美しいと思える形になったと思えます
そうオオカミのように強く、そして美しい存在
「ウルフパック」クイックステップのレムコ選手やプロツアーのレースで選手達が活躍する姿、これから楽しみです