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「TARMAC SL8」インプレッション

  • スタッフブログ
  • 2023.08.08

S-WORKS TARMAC SL8

こんにちは

スペシャライズド京都、スペシャライズド箕面、統括店長のジョージです

今回は、待望の「TARMAC SL8」試乗会に参加してきました

大阪より車で7時間半と非常に遠かったですが、SL7の発表からSL8完成までの3年を考えると一瞬です

期待を胸に、直前まで愛車S-WORKS TARMAC SL7に跨り、感覚を両脚に刻みながらの、、、試乗会へ

うれしすぎるご対面

個人的に一番気なっていたカラー

SATIN CARBON / VIAVI CYNAN BLUE / VIAVI SILVER-BLUE PEARL EDGE FADE/GLOSS METALLIC WHITE SILVER

実車を、日光の下で確認することができ感無量

絶対にカッコいいS-WORKSのカラーバリエーション

さて、ある程度の期待はありつつも、SL7の完成度が高すぎて、

SL4から歴代を乗り継いできた私にとっては、何となくこれぐらい何だろうなと勝手な想像

バイクに跨り

ビンディングペダルを嵌め

一踏み

二踏み

三、、、

とペダルをスルスルと回し始めると、明らかにダウンストロークが軽い!しかも速い!

何だか頑張らなくても、いつもの巡航スピードに

スペシャライズドさん

完全に見くびっていました

開発担当をされたすべてのエンジニアの方に感謝したいです

期待を裏切るモンスターマシン「S-WORKS TARMAC SL8

巡航速度域で必要エアロの進化を感じ

実測車体重量6.8kgの軽さを登りで感じ

MAX1500wでもがいても、普通にまっすぐ進む安定感

まさしく歴代TARMACの乗り味を感じながら、全ての性能が昇華されています

これほどまでにシンプルなデザインでいて、官能的なロードレースバイクは今まで体感したことがなかったです

速さだけではない性能

悪路にわざと突っ込んだ時には、乗り心地の良さを感じ

SL4のじゃじゃ馬からは、雲泥の差

レーシングバイクは乗り心地を犠牲にしていた時代は、どうやら終わりを告げました

トラクションをかけ、しっかり前に進む

人間のエネルギーをロスなくスピードに変える

恐ろしいほどに普通が速いバイク

ちょっともがいてみたら、飛んでいきそうな快感

刺激が強すぎて完全にアカンやつです

競技からは遠ざかっている私でも、また何かに挑戦したいと思わせてくれるような

人生を変える1台となる予感。。。

SPECIALIZED TARMAC SL8

今度はSPECIALIZEDグレードのSL8を試乗

それほど先入観もなく、S-WORKSの剛性をFACT10R CARBONで再現したパフォーマンスモデル

実力は果たして、、、

基本的に常にもがいてしまっているヤツ、、、(笑)

それほどライドをして楽しいのがTARMACの特徴

ついつい踏んじゃうんです

でもSL4時代の、足が削られていく鰹節のような感覚はなく

スルスルっと前に進んでしまいます

ライダーファーストエンジニア採用で、各フレームサイズごとに設計をするという、気の遠くなるような作業の果てにスペシャライズドのライダーフレンドリー精神が感じられます(余談ですが、44サイズからフレームバランスが良く、ライダーの体型やポジション、コンプレックスのある方にもお勧めできるので安心してください。カッコいいですよ!)

そしてS-WORKSと全く同じ性能かというと、そこは正直に話します

踏み始め

登り

もがいた時

の反応性や加速感は、FACT12R CARBONで誕生しているS-WORKSに軍配が上がります

しかしながらその再現度は高く、予算だけではなく、乗り味や漕ぎ感で選択するのもライダーの自由だと感じました

またしても孤高の存在となってしまったTARMAC

他の追随を許さないロードレースバイク

まさしく性能だけを追求したからこそ、世界で最も美しいと思える形になったと思えます

そうオオカミのように強く、そして美しい存在

「ウルフパック」クイックステップのレムコ選手やプロツアーのレースで選手達が活躍する姿、これから楽しみです

この記事を書いたスタッフ

永田 将司

SHOJI NAGATA