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スペシャライズドが欲しくなったら、まずは店頭へお越しください!!

  • スタッフブログ
  • 2024.11.25

インターネットの進化に伴い、オンラインショッピングが爆発的に普及した昨今。
今や、我々の日常生活に欠かせないものとなりました。

それらは大変便利で積極的に歓迎すべきですが、リアル店舗で商品を購入する機会は大幅に減少しました。
もしそれが日用品や食料品であれば問題ないと考えます。

しかし趣味嗜好性の高い商品や、高額なものであればどうでしょうか?
圧倒的大多数が、リアル店舗で購入したいと答えるはずです。

理由は人それぞれでしょうが、今回はスポーツバイクをリアル店舗で購入するメリットについて考えてみました。

実店舗で購入する理由

スポーツバイクというものは、趣味嗜好性の高い製品です。
特に自転車後進国である日本は、その傾向が強くスポーツバイク人口は決して多くありません。
ですので、ネットに流れている情報量は、皆様の想像以上に少なく物凄く限定されたものです。

もちろん初心者の方が自転車を購入する際、ネットで下調べをすることは大切です。
しかしながら、それらの情報が自分に当てはまるのか、ひいては正しい情報なのか、取捨選択とまでは至らないでしょう。

ですので、実際にお店に行って相談することで、情報の取捨選択や新たな発見が多く得られます。
また機材特性として、購入時・購入後も専門的知識と技術を持つ、我々の存在が必要不可欠となります。
代表的ないくつかの理由をまとめてみました。

①適切なフレームサイズ

スポーツバイクはサイズ展開が豊富です。
このサイズ選びを誤ると、楽しい自転車ライフの出鼻をくじかれることになります。
ですので適したサイズ選びは、プロに任せるのがマストです。

②体格に合わせたフィッティング

フレームサイズが決まれば、ライダーの身体特徴に合わせた微調整が必要となります。
特にサドルの高さやハンドルリーチは、走りの効率や体への負担に直結するため重要な項目です。
店頭では、関節の開き具合や角度を計測し、お客様に最適となる調整を行います。

③定期的なメンテナンスや修理

自転車という乗り物はシンプルな構造と思われがちですが、沢山のネジやパーツで構成されています。
特に変速機はワイヤーの微妙な張り具合で調整されているため、徐々にズレが発生しやすい箇所です。
また各ボルトも、乗車に伴う負荷や振動によって緩みが発生するため、定期的に適正トルクでの増し締めを行います。

その他ブレーキパッド・タイヤ・チェーンといった消耗品は定期的な損耗チェックと、適切なタイミングでパーツ交換が必要になります。これら全ては、ユーザー様が気づくものもあれば、プロのメカニックが点検しないと気づかないものまで様々です。

実店舗の役割

実店舗には3つの役割があると考えます。
それは、先生/ドクター/仲間です。

①先生の役割

ユーザー様がより一層、スポーツバイクの世界にのめり込み・楽しむために必要なものはなんでしょうか?
それは専門的な知識であったり、安全にバイクをコントロールする技能であったり、そもそもの遊び方であったりと多岐にわたります。

これまで長い間スポーツバイクを楽しみ、経験を積んだ我々は、それを単純明快に伝えることが可能です。
皆様にとって我々は、”先生”となる存在です。

②ドクターの役割

スポーツバイクに乗り始めると、色んな疑問や悩みが出てきます。
代表的なものでいえば、”お尻の痛み”や”膝の痛み”といったところでしょうか。

こういった悩みや困り事は、経験者にしか決してわからない部分であり、
高い専門知識と経験値から生まれる解決策があります。

そういった悩みに救いの手を差し伸べる我々は、ある種”ドクター”であると言えます。

③仲間の役割

趣味の世界は良くも悪くも敷居が高く、どこかのコミュニティに飛び込むというのは、決して容易ではありません。
しかしながら、ずっと一人で趣味を継続することもまた難しいものです。

ですので、まず始めはお店のライドイベントなどを通じて、スポーツバイクを一緒に楽むことが大切です。
それらの経験や時間を共有する存在という意味では、お客様にとって”仲間”であると言えます。

これら3役はスポーツバイクを本気で愛し、それを仕事にしている我々にしか決してできないことだと考えています。


いかがでしたか?
ネットで調べたりあれこれと考えるのも良いですが、まずはお店に足を運んでみてください。
コミュニケーションを深めていく中で、そのお店が力を入れていることや、スタッフの人となりが見えてきたりするものです。

特に初心者の方であれば、話しやすいスタッフさんがいるか・メンテナンスに訪れやすい場所かなど、ご自身にとって頼れる存在となってくれるかを、大切にしてみてはどうでしょうか。

この記事を読んだ貴方が、最高のショップに出逢えることを切に願っております。

この記事を書いたスタッフ

藤木 大貴

藤木 大貴(DAIKI FUJIKI) スポーツ自転車歴15年。高校時代、クリテリウムのロードレースで活動。大学ではトライアスロンに挑戦。 デュアスロンでは、世界選手権出場経験を持つ。